将来に向けてお金を増やしたいと思ったとき、「NISA」と「iDeCo」の2つがよく取り上げられます。
でも、実際にやるとなると──
- どっちから始めたらいいの?
- 何がどう違うの?
- 本当に節税になるの?
こんな疑問がわいてきませんか?
この記事では、節約・投資・家計管理を実践中の筆者が、リアルな視点で「NISAとiDeCo、結局どっちが得か?」をズバリ解説します!
【結論】まずはNISAをフル活用せよ!
先に結論です。
NISAとiDeCo、どちらも魅力的な制度ですが、優先すべきはNISAです。
その理由はズバリ──
- NISAはいつでも引き出せる自由度
- 運用益・配当がすべて非課税
- 出口戦略がシンプル
という使いやすさにあります。
iDeCoは“次の一手”でOK
「じゃあiDeCoって微妙なの?」と思われたかもしれませんが、そうではありません。
iDeCoは“順番さえ間違えなければ”強力な武器になります。
おすすめの順番はこうです。
- NISAの非課税枠をすべて使い切る
- その後に、余剰資金でiDeCoに取り組む
iDeCoの落とし穴に要注意!
iDeCoには注意すべきポイントがいくつかあります。
■ 原則60歳まで引き出せない
ライフイベントに対応できず、資金が「使えない」リスクあり。
■ 受け取り時に課税されることも
退職金と重なれば、退職所得控除の枠を使い切る可能性があります。
また、年金形式で受け取ると雑所得扱いで課税対象になります。
■ 所得控除の効果は意外と小さい
iDeCoの「所得控除」は確かに節税効果があります。
ですが、住宅ローン控除や扶養控除ですでに控除枠が埋まっている人にとっては、**iDeCoの控除は“たいしたことない”**ことも。
NISAのメリットまとめ
項目 | 内容 |
---|---|
非課税メリット | 運用益・配当ともに完全非課税 |
資金の流動性 | いつでも売却・引き出し可能 |
出口戦略の自由度 | 税金を気にせず、タイミングも自分次第 |
扱いやすさ | 制度がシンプルで複雑な計算が不要 |
【まとめ】投資初心者~中級者はこの順番が正解!
✅ ステップ1
NISA(つみたて or 成長投資枠)をフル活用
✅ ステップ2
NISAの枠を使い切ったら、iDeCoを検討
✅ ステップ3
老後の税金・退職金・年金の受取額を加味して、iDeCoの出口戦略を設計
iDeCoが活きるのはこんな人
- 所得が高く、所得控除の恩恵が大きい人
- 退職金が少なめで、退職所得控除に余裕がある人
- 60歳まで完全に資金を寝かせても困らない人
- 手元にお金があると使ってしまう人
- 株式市場が下落した時に狼狽売りしてしまう人
こうした条件に当てはまる場合、iDeCoは非常に強力なツールになります。
最後にひとこと
NISAとiDeCo、どちらも「お金を増やす武器」ですが、扱いやすくて自由度の高いNISAが基本装備。
iDeCoは状況次第で加える“強化パーツ”と考えましょう。
「資産形成は、制度を正しく使うことから始まる」──これが、マネ筋道場の鉄則です!
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